一応、モノクロ写真を扱っているブログなので、
触れない訳にはいかないですかね。

ついにこんな時代です。
FUJIFILMがすべてのモノクロフィルム・印画紙の生産を終了するそうです。

すべての、とは言っても、モノクロフィルムは1種類、
印画紙もほぼ1種類だけになっていたので、
誰もが「もうやる気ねぇだろ」というのは気づいていたと思うんですが、
改めて発表されてしまうと、やっぱりショックはでかい。

kashimasaがフィルム写真を始めた頃(2009年)には
FUJIFILMのモノクロフィルムは、確か5種類ありました。

  • NEOPAN 100 SS
  • NEOPAN 100 Acros
  • NEOPAN 400 Presto
  • NEOPAN 1600 Super-Presto
  • Minicopy HR-II (ISO 6)

一応、どれも使ったことがあります。
更に時代を遡ると、NEOPAN F(ISO 32)とか、
NEOPAN S (ISO 50)とか、NEOPAN SSS (ISO 200)とか
そんなのもあったらしいですが、
そういうのは随分後になってから知った話。

最後まで残っていたAcrosですが、
「モノクロ写真って結構面白いじゃん」
と思うきっかけになったフィルムでもあります。

当初は現像器具をもっていなくて、「ダークレス」という
簡易現像キットを使うためにSSしか選択肢がなかったのですが、
(とかいいつつPrestoは使っていた)
現像器具を用意して、「いつものと違うやつ試してみようっと」と
軽い気持ちで買ったのがAcrosでした。
フィルムで撮った写真といえば、とかく画質が悪いと思っていたところで、
Acrosで撮影した画像を見てびっくりした記憶があります。
過去の現像記録を見ていても、2009年頃はAcrosばかり使っていますね。
(期限切れフィルムで遊んだり、物珍しいフィルムに浮気したりしつつ)

1人で消費出来る量にも限界がありますので、あの時からずっと
FUJIFILM製品を使い続けていれば……というものでもないんですがね。
だいぶ高くなりましたしね。

デジタル全盛時代なので、フィルムが売れないというのは分かるんですが、
生産終了といわれると、「ちょっとまって!」という気にもなるもんで。
フィルム・紙と生産終了したら、おそらく現像薬品ももうすぐかなぁ。

悲観したところで何も変わらないか。

とは言いつつも、フィルムの需要が一時期よりもだいぶ減ったにしても
最近じゃ写ルンですがインスタ世代に
ちょっとウケてるらしいじゃないですか。
スマホで写真が簡単撮れるのを当たり前に思っていた世代にとっては
撮ってすぐに見れないとか、お店に持って行かないといけないとか、
そういうのが新鮮なのかもしれません。
およそ10年前にkashimasaが110のトイカメラで感じたことと多分似てる。
フィルムにしかできないことがあるうちは、
フィルム写真はなくならない気がする。
(手が届かなくなる可能性はあるけど)

でも、写ルンですも一時期に比べりゃ入手しにくくなったもんですね。
ブームだってんで中学時代の修学旅行以来に買おうと思ったんですが、
コンビニ、家電量販店、スーパー、探してみると、ない
某カメラ専門店に行ったらやっと見つかりました。
ブームと言ってもまだまだ密かなブームです。
アレっすよ、テレビ番組で紹介されてふんどしがブームになったのと
規模的には同じくらい。このままだと定着まではいかないかな。

とりとめのない話になってしまったので、何が言いたいのか
全くまとまっていないんですが、アマチュアカメラマンとしては、
「今あるものを使って存分にフィルム写真を楽しむ」
これしかできることはないですね。
昔より減ったにしても、まだ色々選べますし。
デジタル時代だからこそ、組み合わせで出来ることもありますし。
フィルム撮影→Lightroomで編集でもいいじゃないですか。
そもそもネガフィルムは印画紙に焼き付けるときに
いろいろ自分の意思でいじれるのが良いのであって、
同じことをパソコンを使ってやっても全く問題ないわけです。
そうやって画面上で正解を見つけてから暗室に入って同じことを再現する。
これは逆に今の時代だからこそ出来るフィルムの楽しみ方だと思います。

前にtwitterでも書いた気がするんですが、
写真をフィルムで撮るかデジタルで撮るかというのは、
今日のご飯を和食にするか洋食にするかみたいなものだと思うんですよね。
片方が淘汰されてしまうんじゃなくて、共存していければいいのにな。