常用フィルムはKentmere 400、
たまにKodakのTri-X(期限切れ)を使っているkashimasaですが、
他に良い感じのものがないかなと最近使ってみたフィルムのレポート。
あまり人の役に立つものではないと思う。

今回使ってみたのは以下の3種類。

  • Fomapan 400
  • Foma Retropan 320
  • Rollei Retro 400S

Fomapan 400

チェコ産の一部では有名なモノクロフィルム。
感度はISO 100, 200, 400の3種類が出ている。
噂によると「ものすごく使いどころが分からない」フィルムとのこと。
コントラストがバキバキについてコントロールが難しいみたい。
一方で、Arista EDUブランドで安く売られていたりするので、
Tri-Xからの乗り換え候補としても挙がっていることがある。

現像した結果……こりゃ確かに「キツい」フィルムだ。
暗室でプリントをやるようになってから分かったことには、
ネガの段階で白黒はっきりしているようなフィルムは、
焼きでの調整の幅があまり持てなくて、プリントもバキバキになりやすい。
逆に言えば、プリントをしないでスキャンして使うなら、
そういうフィルムの方が見栄えは良いわけで。

「東欧のTri-X」……いや、そんなウマイ話は最初からなかったんだ。
安さならKentmereの方が上回ってるしな。

Foma Retropan 320

同じくFomaから出ているモノクロフィルム。
感度が中途半端。もういっそ400で使っちゃおうかと思ったけど、
一応1本目なので正確に320に合わせといた。
後で聞いた話だけど、赤外線まで感光域があるので、
R60とかのフィルターを使えば赤外っぽい撮影にも使えたらしい。

これがFomapanとはうって変わってまさしく「ソフトトーン」な仕上がり。
ネガが全体的に薄めに見えて、全部グレーで表されている感じ。
3.5~4.5くらいのフィルターを使って焼けば
ちょうどいいコントラストになるような気がする。

ただ、安いフィルムスキャナを使うと
自動コントラストでバキバキにされる。ソフト意味なし。w

Rollei Retro 400S

もうひとつ。ドイツ製という噂。
もともと「Maco」っていうメーカーで作ってたフィルムを
Rolleiブランドで売るようになったんだって。
で、Macoブランドで販売されていたフィルムはもともと
「AGFA」っていう会社で作っていたものを継承していたとかで
もう、正直よくわかんない。w

現像処理でびっくりしたのが、Rodinal 1+50で22分という現像時間の長さ!
Fomapanだと同じ処方で11分、実に2倍の現像時間が必要。
なぜか知らんが「クラシックタイプ」と呼ばれるフィルムは
おしなべて現像時間が長いですよね。
そして処理が終わって現像液を排出……赤い!
何やらフィルム表面に特殊コーティングがされているそうです。
鮮血のような赤い液体になって出てきたからびっくりした。

スキャンした結果は……ちょっと訳あってまだなんとも言えません。
というのも、kashimasaのスキャナだとなぜか
カラーネガフィルムとして認識されてしまうのです。
自動選択なので強制的にカラーにされても対策のしようがない。
代替手段を用いてスキャンしていかないと
取り込みから既に無理なんですが……

スライドコピーアダプターを入手したのでこれも取り込めました。
このフィルムはクラシックタイプでもRetropanと違って、硬め。
ベースの色が透明に抜けているので、かつてのMinicopyのようにも
感じました。
スキャンONLYで使うなら使いやすいかもしれない。

というわけで、最近使ってみた変わり種フィルム3種類の
役に立たない感想をまとめてみた。
kashimasa的にはやっぱりKentmere 400が一番使いやすいのかも。
スキャンにもプリントにも程よく使いやすいコントラスト、粒状性ですよ。