エイプリルフールだからって適当なこと言ったらいかんてね。

でも、最近それを意識するようになって、
写真を撮るときのピント合わせが格段に楽になったなー、と思うんですよ。

一眼レフのファインダーを覗くと、ピントをしっかり合わせない限りは
全体的にぼやけた画が見えるかと思うのですが、
実はその状態でも、撮ったらピントが合っていたりするんです。
だからエイプリルフールだからって(ry

ちゃんと解説してみますね。

kashimasaが愛用しているPentax SPとSMC Takumarの28mm。

この写真だとレンズのピント位置は∞になっているので、
遠くのものにピントが合うというのは見たとおりの話。

ただ、∞にピントを合わせても∞以外の部分はピントが合わないかというと、もう少し手前からだんだんピントが合っているように見えていくはず。
では、どのあたりから「ピントが合っている」といえる距離になるのか。
いわゆる「被写界深度」がどれくらいなのかを調べてみました。

iPhoneの「Simple DoF」というアプリを使って計算しています。

距離目盛りを見ると7mより先に∞があるのでとりあえず10mで計算。
すると、28mmレンズでF8のとき、
手前側は2.47mの距離からピントが合い始めることが分かりました。
3m以上離れていれば、ピントを∞に固定したままで撮っていても
ピンボケにはならないということですから、適当にやっていても
大丈夫な気がしてきます。

しかし実はもっと手前からピントを合わせることも可能なんです。

上の画像に「Hyper Focal Distance: 3.29m」と書いてあるのが見えます。
Hyperfocal Distanceは日本語では過焦点距離といい、
「その距離を超えると被写界深度に∞が入る距離」のことです。
厳密には違うのかも。
ただ、難しい話になってきてkashimasaも分からないので、
ここを超えたら無限までピントが合うってことにしておいてください。

3.29mを超えたら、ということで3.3mに合わせてみたところ、
手前側は1.65mからピントが合い始めるようになりました。
奥側はInfinite、つまり無限遠までちゃんとピント範囲に収まっています。

実際のレンズにはこんな細かい数字は出ていないにしても
「3mのちょっとだけ先にピントを合わせておけば、
2m以上先は全部ピントが合う」くらいの感覚でいれば、
あとは露出と構図だけ決めてバチバチ撮っていけますね。

ちなみに被写界深度は絞るほど深くなるので、
F11にで同じことをすると、1.17mからピントが合うようになります。
1.5mも離れておけば大体何でも撮れますね。
というかこれは、写ルンですと同じことを設定してるだけなんですよね。
ピント合わせをしない(できない)のになぜ撮れるのかというと、
何でもピントが合うような設定で固定してあるんです。

一眼レフというと絞りを開けて背景をぼかした写真ばかり
撮れるようなイメージがありますが、それ以外の使い方もあるということ。
特に広角レンズはボケが少ないのでこういうパンフォーカスの使い方の方が
むしろ使いやすいのかも知れないです。
Pentax SPのファインダーはスプリットマイクロじゃないので
広角で厳密にピント合わせようとしても結構つらいこともありますし。w

ところで、いろいろ数字が出てきたんですけど、
特に覚えなくても問題なしです。
距離目盛りの下に「3.5 8 11 16」みたいな数字が
左右対称に書いてあると思うんですが、
これはつまり、その絞り値の時のピントが合う範囲を表しているんです。
F8で撮るときは8から8の間、F11なら11から11の間に
ピントが合うポイントを入れておけば、ちゃんと撮れるということ。
過焦点距離を使うなら、片方の端に∞を合わせれば
どのくらいの距離まで寄っていいのかも分かります。

勿論一眼レフで撮っているわけで、プレビューボタン
(カメラによってはボタンじゃないかもだけど)を押して
実際の被写界深度を確認すれば、ちゃんとピントが合っているかを
確認することも出来ますね。

MFのレンズなら大体この指標が付いているはず。
最近のAFレンズには付いてないですね。
そもそもAFだからいらないけどさ。

最近のkashimasaが28mmばかり使うようになったのも、
「ピント合わせが適当でもなんとかなる」からかもしれない。w