アクロス+ミクロファインは、羽二重の絹布がごとし。

こんばんは。kashimasaです。
書きたいことはたくさんあったものの、割に久しぶりになってしまったように思います。

というのも改めて言うまでもないものの、敢えて言ってしまえば、
先月「社内で転勤」したような状態になりまして、いろいろわらわらしていたんですね。
悪い方に進んでいるとは思いませんがこのブログに100%注力できるような状態ではなかったんです。
てか、正直にいえばこの転職は大成功だと感じています。
入社試験もなしにこんな職場で働けるなんて、幸せかもしれません。

それはさておき、自分を取り巻く状況が変わって、1ヶ月でいろいろな風景をPentax SPにも収めてきました。
載せたい写真がたくさんありますが追っついていないような状況です。
毎日更新の縛りは解けたので、思いついた時に思いついたように掲載していこうと思っていますがね。

先々月、(1月ってもう先々月なんですね!)TMax Developerを使い切ったのをきっかけに
久しぶりにD-76を使ってみて、やっぱりいいなぁと思った話を書きましたが、
そのD-76を1+1で8本分使い切って、さて次は何を買おうかと思ったときに、
そういえば富士フィルムの現像液を使ったことがないぞと思いまして、「ミクロファイン」を買ったんです。
同じ1Lの粉でも、D-76よりはだいぶ安い。国産のアドバンテージってこういうところなのかな、なんて思う。

今となっては富士フィルムから出ているモノクロフィルムも1種類、Acrosだけになってしまっているので、
このミクロファインもほとんど「Acros専用現像液」みたいな扱いになってしまっているのが悲しい所ですが、
ともかくAcrosで撮影したフィルムを、袋に書いてある現像時間通りにミクロファイン1+1で処理してみたんです。

で、びっくりしましてね。

いままで400のフィルムととD-76 Tmax developer、もしくはRodinalの組み合わせをデフォルトに使ってきましたので、
モノクロといえば「ぞわぞわした粒子感」が付きものだと思っていたんですが、
Acros+Microfineの組み合わせでは全くぞわぞわした感じがないんですね。
細かいディテールまで写し取られてしまっているわけです。
さながら紋付袴の上等な正絹の生地のような、するんとした心地よさがあります。
なんとも官能的なきめ細かさに、感嘆しきってしまったわけです。
モノクロフィルムで撮影する写真を、全て写し取るデジタル写真より下に見ていた訳では決してないのですが、
ここまでやれるのかいなー、というのが正直な気持ちでした。

もちろん「ぞわぞわした感じ」が悪いものだというわけでもありません。
400TXとD-76の組み合わせで処理したモノクロフィルムには、
見えない部分の想像をかき立てるようななんとも言えない魅力がありますし、
全てが見えているからこそ良い写真とも限らない訳で。
Acros+Micfrofineが羽二重の質感なら、400TX+D-76は糊のきいたさっぱりした浴衣といったところでしょうか。
……共感してもらえる人が少なそうな例えですが。w

ま要するに、モノクロの自家現像をやるようになって10年にはなりますが、
今になって「これはすげぇぞ」というものを発見してしまった、という話です。
カメラはずっと国産、フィルムは国産だったり舶来だったりという感じでしたが、
現像液はそういえばずっと海外のものばっかり使っていました。
10年目にして初めて、オールジャパンで自分の写真を創りあげたんですね。
もっと早くに、味わっておけばよかったですね。

とはいっても、もう入手できなくなってしまった訳ではないですからね。
生産終了がアナウンスされたものの、根強い要望で生産を再開するかもという話ですし。
使える限りは、使い倒してやろうじゃないの、という気でいます。
とはいっても羽二重の紋付は普段着には出来ませんので、これだけを使うようにはならないと思いますが……。

ミクロファインを3袋とAcrosを10本ポチりつつ、今日はこのへんで。w

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